投稿者「sublow」のアーカイブ

Release! TURNCOAT/OFF SEASON split Flexi

turncoat
offseason

TURNCOAT:OFFSEASON split FLEXI 2枚組 / 1500yen

お待たせいたしました。何とかプレスも無事上がり11月中の発売にこぎ着けることができました!これも多忙の中最後の作業スムーズに進めてくれたWaterslideのお陰ですね!カズさん改めてサンクス。どちらも渾身の3曲を収録しているはずです。MVがあるからかDEEP BLUEのイメージが先行してるかと思いがちの我々ですが、今作は比較的POPな曲揃いかと思いますので、期待を裏切ってたらすみません。
なんつっても先行MVが最高だったOFF SEASONを聴いてほしいっすよね。これにてメンバー脱退してしまった音源なのですが、いやいや終わりを感じさせない内容だと思いますよ。ホーンもいい感じにね!12月には新体制での復帰ライブもあるみたいなんで期待大です。そんでもってこの音源、まさかのFLEXI二枚組になってます。今日WSのtwitterで写真見たい人もいるかと思うのですが現物到着楽しみにしておいてください。これ、この価格では結構厳しいと思うので、バンドもレーベルもリリースに対する愛だなと思ってます。噛みしめてやってくださいませ!
店頭VEGRECAでは明日から販売開始します。ライブでは今年12/4の企画の時が最後になりますんで残りは通販のみとなりますが、良かったら他の音源なんかと一緒に買ってもらえると嬉しいです。また新着もUPしますが、地味に良いもの置いてますんでよろしくお願いします!
先日告知したTシャツもオーダーお待ちしております!

以下、レーベル告知
お待たせしました、ついに情報解禁です!俺もTURNCOATも超待ったwww 四国の男女混声トリオTURNCOATと沖縄の4人組offseasonによる両者新曲3曲づつ収録の音源をリリースします!本来はBROCCOLIの来日ツアーの下北沢から先行リリース予定だったような。。
TURNCOATの3曲はすでにライブで聴いている人も多いと思いますが、ミニアルバムの延長線上にあるエモい極上のメロディックナンバー3曲収録!メンバー3人のそれぞれの個性が出た3曲だと思います。1曲目”The End Won’t Come”はサビから始まる大合唱必至なサブちゃん節炸裂!ギターのフレーズが半端無く耳に残る。続く”Still Trust You”はキョウヘイのベースから幕を開けるアップテンポでダンサブルなリズムに自然と体が動いちゃうんじゃないでしょうかね。大サビは全員合唱よヨロシク!そしてラストはキヨミちゃんメインボーカルのガールボーカルメロディックファン即死の曲!JAWBREAKERからLEMURIAといった現在進行形のUSシーンと真っ向勝負出来る最高の楽曲連発!これアルバムどうなっちゃうんだろうか。ワクワクでしかない!
そして沖縄発の4人組offseason、アルバム以降ひっそりとしてたように感じるかもしれませんが、残念なことに今作はこの4人のメンバーでの最後の録音となってしまいます。ギターの立津くんとベースの福冨くんが残念ながら卒業しちゃうのですよ。しかししかしですよ、1曲目”uperarm”の緊張感半端ない!解散かと思うくらい悲壮感のあるナンバーです(注:解散はしない)。ターミーのオフキーボーカルも一段上のレベルにあがったんじゃないのか?!速くこの曲をライブで聴かせてくれよ!続く”kitchen counter”は、まさにoffseasonな脱力感溢れる愛すべきエモナンバー。そしてツインクルなギターが全編支配する”hello,again”。全曲合唱できるポイントあります。いやさー、こんな良い曲演ってるんだからライブもっとやろうよw
MVは両バンドともMINUS VIDEO制作でそれぞれのバンドの持ち味が出てる素晴らしい作品に仕上がってます!もちろん今作もmostoffとの共同。完成まで今しばらくお待ちください!

OFF SEASON

今更ながら知っている人も知らない人もいるかもしれないのでOFF SEASONの情報などまとめておきます。動画チェック!
mostoffからのアルバムはまだ在庫ありますのでこちらもよろしくです!音はもちろんの事、特殊ジャケットも素敵っす。リリースは毎度ながらジャケットなどのデザイン面にも一貫性やこだわりが見えるのも良いバンドの証ですね!

2007年頃結成。沖縄の4ピースエモ・パンクロックバンド”offseason”
数回のメンバーチェンジののち現在のメンバーに。
同郷のバンドbomacehicaとの自主制作split、3曲入DEMO【bookmark of travel】、
IMPULSE RECORDSからbomachieca、the cops are inside us、unripeとの4way split
【relative distance】をこれまでリリース。
punk/emo/postrock/alternative rock等の音楽に影響され、結成当初から現在も憧れはcap’n jazz。
本人達は意識してませんが沖縄っぽいってよく云われます。
モットーは細く長く楽しく。
オフィシャルサイト

mostoffインタビュー







LIVE! TURNCOAT 2017 1月

告知遅れていましたが、早速来年1月のライブが決定しています。
bachoは2011/9/11に星空JETTで井川君と共同企画したぶりに一緒にやるのではないかと思います。先程当時のフライヤーみましたが、Keep away from children/EYE/bacho/THIRSTY CHORDS/PALL MALL/OFF-END/AKKA/CIRCLE FLEX/MY LAST DAYと中々に濃い~ぃメンツでしたね(Breaking conceptのレコ発を兼ねてたのかな)。企画が相変わらずに続いていて良かったなと思います。
そんでもって今回は11月同様にサロンキティにて。普段あまりやらない場所で、これまた今風に濃い目のメンツとでもいうのかな?アルバムリリース以降のbachoと一緒にライブ出来るのはとても光栄なんですが、個人的には谷君加入後のガンジンルーと初めて一緒にライブ出来るのが楽しみです。寒い時期のライブですがフロアパンパンにして熱くなるような1日にしましょう!
チケットはここで予約受け付けていますので問い合わせ口よりどうぞ。その他SNSでも可能ですのでお気軽に。
今回はプレイガイドもありますので普段そういうの使い慣れてる方はそちらもどうぞ。
この日の出演者音源、bachoはBreaking Concept 2.ガンジンルーは再録のセレクション、bootleg verrollsは1stと近々新しい音源も入荷予定ですので、予習に是非!

bacho_20160121matsuyama_flyer-01

1/21 松山サロンキティ
bacho “LOCAL TO LOCAL”
bacho
ガンジンルー
セックスマシーン
bootleg verrolls
TURNCOAT
ALFRED

Open 18:00 / Start 18:30
前売り 2500円 / 当日 3000円(+1drink order)
〒790-0013  愛媛県松山市河原町138キティビル1F 089-945-0020
Lコード:62495
e+(イープラス)

Frustration Never Disappear 「SALAD DAYS 自主上映会」終了しました。

昨夜は集まり頂きありがとうございました!
一人でやってるのではなくて、関わる人の数もそれなりなのでやはり「やる意味」とか考えてしまいがちです。正直ここで需要あるのかな?
とか、でも、自分を含めやはり好きなバンドの話とか町の事について知りたいと思う人が少なからずいるはずだと思って自分で上映会やることに踏み切ったんですが、興味持ってくれている人が集まってくれて、やって良かったに尽きるなと思いました。10代~20代そして30代へとHARDCORE~EMO、への流れそれに纏わるStraight Edgeに対するそれぞれの認識・価値観、レボリューションサマー、社会活動への参加を通じての成長等、音楽的な面での変化はもちろんその時代ならではの社会的状況なども含めとても面白い作品です。
今回四国は3か所ともライブハウス上映、広島は福山MUSIC FACTORY、岡山もペパーランドってのも良いですね。普段ライブをやっているような場所なんかで見るとまた一段と味わい深いかなと思います。音もライブ感出るしね。
これで上映後にDC音源聴きながら色々話などしてと企んでましたが思いのほか皆帰るの早かったのは翌日仕事だからしょうがないか…。DJ2名テンション上がって楽しんでましたんでそれもそれでよかったです。会場限定でのグッズもなかなか良かったすね!dischord音源、レコード中心に持っていってましたがこれらはVEGRECAでも普段買えますんで試聴したかったらお気軽に言ってください。追加入荷も近日中にありますんでFNDでまた入荷案内していきます。
また機会があったらやっていきたいなと思いますが、その辺は自分とみんなの熱量次第なんで、ご協力よろしくお願いします!
そんでもって、これを踏まえた感じで来月12月4日には場所は同じく愛媛松山市の星空JETTにてローカルならではの企画あります。当日に合わせたジンも準備中ですんでお楽しみに!

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SALAD DAYS 自主上映会 in 星空JETT

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いよいよ後3日ほどとなりました。一足先に内容は確認しているのですが、いやはやもって最高。そして時代の流れなど把握が不十分だったりぼんやりとした認識だったりするところもきちんと補ってくれているなというところ。そして音楽的な興味をもって見て欲しいのはもちろんですが、これらの内容は何にだって置き換えることも出来そうなのである。そして地方に住む人なら、なおさらのこと共感できる部分も多く盛り込まれているように思う。「PUNKのドキュメンタリーても自分PUNKじゃないから」ってのはわからんでもないんだけど、自ら視野を狭めることもないかなとも思う。2016年にこれを見て、音楽的な状況も社会的な状況も変わっているのに思い出話を見さされてなんか参考に何の?てのもあるかもしんない。でも多分見終わったら思うことがたくさんあると思う。年齢関係なしにいろんな人に見て欲しいと思ってますので引き続きご予約お待ちしております。そしてそうは言いつつも若いバンドマン、見た方が良いと思う…。

GOODS! TURNCOAT ~Tシャツ~

告知少し遅くなってまして申し訳ありません!
以前ここでお伝えしたTURNCOATのリリースに合わせたNEW GOODSまずはTシャツについてです。まずはこちら、SPLITのジャケをTシャツ用に少し変えたバージョンとなっています。初の2色プリント、少し、いつもより値段は上がりますが良いものになってますんでご安心を。それでも他のバンドのマーチよりかは安かろうと思ってます。
サイズはS~XLまで、ボディはGILDAN、カラーは白とグレーを使用していますので通販希望の方はこれで色・サイズ感の確認をお願いします。
現在品切れになっているSWAN柄の大きいプリントの方ですが、色違いにて補充あります。そんなに数は作りませんのでこちらも予約ありましたらお早めにお願いします。同じくボディはGILDAN、黒ボディにプリント色はクリームになってます。寒い季節にTシャツって…て方もいるかもしれませんがあれば年中大活躍だと思いますんでよろしくです!
少数限定でレディース使用に
価格はSPLITバージョンが2000円、SWAN柄の方が変わらず1700円です。通販の場合は月末からの発送を予定しています。ライブ売りは12月4日の松山での企画より。Tシャツ、FLEXIの同時予約も受け付けてますので備考欄にその旨書いてもらえると助かります。FLEXIは無事本プレスに入ってますので同じく月末までには発売にこぎ着けるかと思います。お楽しみに!
(画像がうまく添付できなかったんでIMAGEのリンクをクリックして下さい)

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DEBAUCH MOOD入荷

案内遅れてましたが、先日告知していた2作品DAWN/VOTZCO共に入荷しています。
DAWN『THERE IS NO REASON WHY(10″+DLCODE)』 10インチ / 1300yen
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1曲目からMVでお馴染みのFLOWERで幕を開ける。ライブで見てすぐに好きになるくらいサビが印象的だ。それでもってのJ直系のギターサウンド&ソロ。伸びやかで持っていくなぁとグッとされる。そこから2曲目へ、花を持っていくよと歌いつつも花も咲かない「アンダーワールド」歌う。少しクールダウンさせるかに思わせつつも好調にミッドテンポで上げていく。そしてB面へ「眩暈」は今回のタイトルのTHERE IS NO REASON WHYを歌う。一風変わった出だしのように思わせつつも時代のオルタナ感を漂わせる展開で、やはりこういう感じが好きなのね、とこのバンドの魅力を再確認。そしてこれまた出だしのベースラインが印象的(DESCENDENTS始まりそうだった)なGROWING UPへ。これまた最後を締めくくる名曲。やはりここでもギターソロが際立つ。これがないとってところでフッと入ってくるから流石だ。
てか、国内若手オルタナシーン頭一つ出てるとか、そういった類のレビューのバンドの音を最近聞いたけど、完全にDAWNの方がカッコいいからね。何かしら物悲しそうに日本語で歌って独自の世界観あらわれたMV出してりゃオルタナってなもんでもないでしょ~よ。
爆音でこれ聴いて頂戴!

VOTZCO『S/T(7″​+DLCODE)』 7インチ / 864yen
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油断していたけど、いざ現物で聞くと中々の破壊力だった。A面はMVでお馴染みのRUN AWAY、爆裂に突っ走るR&R、初期YOUR PEST BANDとか好きな人なら気に入るような曲ではなかろうか。そしてひっくり返してのB面でこれまたグッと聞かせてくれるではないか。若きBASTARDSに後期BECAUSEというかシュウ君の匂いを感じさせる。当時聞きまくったBENT OUTTA SHAPEをも感じさせるかのよう。これからがとても楽しみな2曲をサクッと1枚に乗っけてくるのは見事7インチの魅力といったところ。早めのチェックをよろしくお願いします!

マイペースにリリースを続けるDEBAUCH兄貴ですが少し前にリリースされた作品など過去のものもいくつかはまだ在庫あります。お気軽にお問い合わせを!ライブが好きな感じでPISS OFFだなってなLIPUPS、キャラももちろん最高なんでよろしくです。malegoatとはまた違った1面を見せてくれる田邉君のバンドです。そんでもってマイメン富士そばクルーのキョウヘイ率いるFLOWER ZOMBIES、メンバー交代もあったみたいですが止まらず活動しているみたいでなにより。MULETEAMでも活動中の村上も相変わらずのキャラと卓越したセンスのギターを聞かせてくれているみたいです。この夏にも徳島に2バンドで来ていたみたいですが自分は不参加…。次はこっちの方にも来てもらいたいっすね~。

Distro入荷 The Firewood Project

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以前から気になっていたThe Firewood Projectの待望の初音源”Keys & Lights e.p.”入荷しました。メンバー構成からして期待大、
Vo,Gt.Kazuya Hirabayashi(Husking Bee)
Ba.Hajime Kishino(malegoat、ex-Husking Bee)
Dr.Masayuki Yamazaki(fam、Country Yard、ex-Husking Bee)
Gt.Yuki Miyamoto(Country Yard)
の4人。言わずもがな現在のメロディックパンク、エモしーんにはお馴染みのバンド名が名を連ねる。
再結成後のHUSKING BEEには個人的に注目していたし活動の幅もHajime君の加入もあってか現在進行形の国内エモシーンともリンクするような活動内容であり、とても興味深いなと思っていましたが残念ながらのリズム隊脱退。愛媛でも再結成後すぐのライブを見ていただけに、もう1度見たかったなと寂しい思いをしていました。が、しかししばらくしこのバンドの活動開始の知らせ。期待せざるを得ないとその内容を楽しみにしているとこちらの動画がUP,撮影はURGE FILM”CUT SELF NOT”でもお馴染みの土屋さん。

今回のe.p.にも1曲目に収録のBehind The Door、ドンドン節全開かつ音をもっとUSインディーにも寄せた印象、今回の3曲は結構そんな印象が強く3曲目のQuarter Moonとか上物のギターのメロディにニヤリとなる人も多いだろうな。これはアルバムでも早く聞いてみたいって感じでこれからを期待させるスーパーバンドです。都内はライブも多そうなんで近郊の方は是非って感じですね。
後、ジャケに映っているのはAmerican FootballのNate Kinsella。親交の深さを物語ってますね~。レコーディングも界隈ではお馴染みJunta Hayashi、そしてマスタリングも海外と力の入れ具合も頷ける内容の1枚。このリリースは自主レーベルで流通を通っておらず一部のレコード店とDISTROでの販売となってます。お早めにゲットを!
こういうバンドの音源が地元で手に入らなくてモヤモヤしてるキッズがこの町にもまだいると良いなってのもありますんで、関心の深さ見せて欲しいです。店頭VEGRECAもしくは通販にて、よろしくお願いします!

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The Firewood Project “Keys & Lights e.p.” CD / 1000yen

Distro 入荷予定

DEBAUCH MOODからこの秋リリースされる2作品、入荷いたします。どちらもおすすめですがしかしながらのDAWNはライブでもやられたなと思ったあの名曲「FLOWER」を収録、先日MVも公開されていてその夜に何度も見返しちゃった。以下はレーベルインフォだけど、MV見ちゃったら間違いなくこの1枚は期待して良いんじゃないかなと思えてしまう。
それではご予約お待ちしております!

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DAWN『THERE IS NO REASON WHY(10″+DLCODE)』 10インチ / 1300yen
DEBAUCH MOOD12枚目のリリースは、青森にて結成~東京にて活動を行うPOWER/MELODIOUS/DRIVING 正攻法STRAIGHT JAPANESE ALTERNATIVE PUNK TRIO『DAWN-THERE IS NO REASON WHY(10″)』
2013年、自主リリースされたS/T(CD)において独自の観点を拡張~心地良き曲センスが際立つバンドの個性を提示。2015年リリースの12″split(w/SHIPYARDS)にて体幹的躍動の増長を独自の進展により一層印象づけた『DAWN』。今作は過去を軽々と上塗りし、ディープに深化させた、まさにバンドにとっての”最高傑作”と呼ぶに相応しい強烈作(全4曲)となっている。
紛れもない『成長』の証を叩きつけるかの今4曲は、各々が限界にまで力を入れ込み、激濃厚・ある種の境地として聴きどころ満載・胃もたれ必至の録音物として大いに鈍く輝く。猛進しつつも強弱の加減が細やかな構築力にてスリリングに光る”FLOWER”~”UNDER WORLD”にて上昇し、独特の(あくまで身近な)ACID/SPACE展開から相変わらずのスタイルに強引になだれ込む”眩暈”にて胸を抉られる。そして予想外なギターの切り込みが本質的に狂っている泣きの”GROWING UP”までと、そこには現在のバンドが抱える熱量と高ぶりがこれでもかと全てに滲み出る。
ウェット且つ粘りつくように憂うボーカルと対比するかのように、各パートが爆裂に重ねた点は強く重く在り、ドライブ~ブーストしていく様は印象深く耳にこびりつく。FUZZ用途ながらも、随所でのアタック感がより鮮明且つ心地よくバンドの肝として具体化されたギターは”見せ場”での鮮烈さと輪郭を際立たせ、ベースラインは冷静沈着且つドライな趣にて躍動~タフ且つメロウな脈拍が曲に与えられていく。そしてインパクト豪快かつ柔軟なドラミングによって生じるタメからの瞬発力~跳ねるようにブチ上げていくすぐさまの切り替え等によって、『展開力』は導き出されていくのだ。
 Bob Mould/Prisonshake/Soulside等を骨格に感じられながらも、それらはより集約され、J Mascisの全遍歴からの呪怨によって弄られ生まれたかの『ヤバいギターソロ』が唐突にぶち込まれる様は痛快という言葉すら生温く、『変態性』(昨今のJ Mascisの様々な形での活動を見れば、彼らの解釈の根を理解できるかもしれない)として完全に見せ場を演出。執着と自己愛撫によってより禍々しいレベルにまで高ぶっていく。
根底はALTERNATIVEな方法論をキャッチーに絞りストレートに荒げていくスタイルながらも、UK~EURO Psych / Prog.からの多少なりの影響は定かではないが、長き探究の末にたどり着いた”現在”には拳を握らずにはいられない。
そしてThe Cult、A Touch Of Hysteria(LUSHのDrが在籍していた)などデカダントな境地も形骸化にて進んだ上に在ったバンドの音楽の匙加減(これらのバンドがその後90年代以降UKの一部の流れを想起させる事も重要)すらも根底に共通する部分を覚え、合わせて最早PIXIES、THROWING MUSESなどのセンスを攻撃的に進めた結果すらも今作には感じ取れるのではないだろうか。ある意味スタイルは違えど、Seein’ redの『MORE OF THE SAME(7″)』の充実度すらも感じてしまう程に。 
 紆余曲折にてたどり着いた一つのスタイルへの回答と衝撃が溢れ出る爆裂盤。そんな「レコードを切る」効果を強く体感する事の出来る完成度にて斬りこまれる”何か”への極端な執着を持つ若年・老年に捧ぐ”炸裂の4tracks”。是非ともお楽しみを。※ダウンロードコード付

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VOTZCO『S/T(7″​+DLCODE)』 7インチ / 864yen
DEBAUCH MOOD13枚目のリリースは、ベースレスsoft fuzzed-out 90’s(以降)style “POP” PUNK TRIO『VOTZCO』による初の正式単独作(7″)シングル。
 東京にて2014年結成。リリースされている物はdemo録音のみ。ライブでなければバンドの全容が掴みづらい立ち位置にて、様々なイメージを持たれている『VOTZCO』。彼らにとって今作は、過去の録音と比較しても有り余るほどに現実の姿を刻み込み、まさに『気合い一発』、『一心不乱』な純粋すぎるテンションと青き楽曲~整然とは真逆をいく『自分達の快感だけを追い求めている様』を清いまでに強く具体化した初(7″)シングルとなっている。
 そんな今回のシングルは、メンバーが基本影響として公言するJAPANDOROIS等を起点に置きながらも、THE TRADITIONAL FOOLS以降の質感を日本の若者ならではの理屈度外視自然体現にて(形態的なR&Rから離れながらも感覚的なR&Rに比重を置くという事)解釈した2曲を収録。
それは現代のPOP PUNKサイド的に表向きでは踏襲されながらも、2本のギターが柔らかくもバーストされていく形にて独特の方向性を辿る。がむしゃらに突っ込んでいくような爆裂感が目覚ましいAside、気だるげに噛みつくような空気と淡さが重なるBsideの2印象にてバンドの側面をあくまでノイジーに、半壊手前に演出。それは例えるならば、SKiN GRAFT Recordsよりリリースされていた強烈バンドMOUNT SHASTA等に見られた陽気な炸裂感と、ohioのTHE GAUNTのPOP側面との共通項が混合されたように疾走。そこからYOUNG PIONEERS等に代表される熱量を淡くハンマー(東側諸国風?)に込めたかの音楽手法や、「枯れた」趣きをフックとして効かせる初期EVERGREEN等に在った『その瞬間にしか表現し得なかった非安定性からくるエモーショナル感覚』にて展開し流れていくような性質を覚える。
 なによりも強くアンバランスな現状が輝き、今しか得られない衝動にあふれたバンドの魅力の素晴らしさ。そこにあるのは『極端なギターバンド』をTRASHな観点から現代基軸にて新鮮に捉え、剥き出しで”自ら行う発想”にまで至った過程の『楽しさ』が偏愛と夢想にて充満しているからこそにある。フロントギタリスト2名それぞれの観点+常に必死さ全開のドラマーの直向きさと共に、爽やかに且つボロくドブに沈めたような感覚にて『やかましい』当シングル曲は導き出されていくのだ。(使用はFUZZ WARとの事)
 時に半壊かつ微SCUMさをライブでは散見させつつも、徐々に沸点へと向かいブチ切れた幕引きを行う彼ら。そこには個々の観せ場を理解しながら強引に進めようと暗中模索し続ける姿が在る。『こうならざるをえなかった』結果へと堂々と着地する様は荒く不安定な部分を内包しながらも、濃く強い『個性』の種子としてそこに見え隠れする。時には意見の対立を行いながらも、進み濁さず剥き出すプライドを強く持ち、全ての原動力は彼等が気持ち良くある為だけに活動として存在するのだ。
 そんな原理原則に則った姿勢は、同じ境遇の全てのフレッシュなものに強い勇気を与える事だろう(ちなみにメンバーは全員イケメン)。そして彼らは仲間にも恵まれ、強い結束と信頼をも強固な武器として今後も進んで行くことだろう。
 そんなバンドが真実に想うモノと『現実』を強引に盤面に削り取った、爆裂&清き現物としてキャッチーに殴り込む2tracks。レコードもオマケのmp3も関係なく、極端にでかい音量で再生を。※ダウンロードコード付き。
 ※ジャケットデザインはRainbath Visual名義にてDESTRUCTION UNIT、WAND、DEFHEAVENなどのアートワークを手掛けるReuben Sawyerによる書き下ろし。

Distro 新入荷

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from desert city record.

tele 「ヒトリEP」6songs CD / 1000yen (from desert city record)
semiの再始動リリースに続き、これまたteleが音源をrelease!ちょっと前位からレコーディングをしているとの情報はゲットしていたんだけど、再始動がソロでのギタレレスタイルだったので音源はどうなるかと思ってましたが良い感じに空気感が閉じ込められていてしっとり秋の夜長に聞くにはたまりませんな。THE T.V. DINNERS地下に生きるのカバー含む全6曲。semi池田氏もトランペットで参加。優しい歌声に込められた力強い6曲。最近はバンドスタイルでやる事もあるみたいなのでそちらも気になりますな~。

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THE T.V. DINNERS demo2016 ひかり CDR / 400yen(自主)
まさかの再始動から7インチリリース、そしてライブ活動も活発的なTHE T.V. DINNERSが6月にリリースしたデモを入荷しています。
名曲「地下に生きる」の再録と「ひかり」の2曲入り。売り上げの一部は熊本地震の義援金として寄付されます。先月に岡山でやっとこさ一緒にライブすることができましたが、やはり思い入れもあってか最高のステージでした。また何年ぶりになるかわかりませんが四国ツアーもしてもらいたいなと思ってます。現ドラマー隼さんでのライブも後2回とのこと…。メンバーが落ち着いてまたライブをすぐ見れる日を楽しみにしてます!
またこれに合わせて、久しく振りに昨年発行されたZINE、awkwardkizも入荷。The T.V. Dinnersへのインタビュー、コラム、デジタルかアナログか、など。こちらフリーですので店頭で持ち帰ってください。もしくは通販の際は何かと一緒に入れることできますので一言添えていただけると助かります。まだお持ちでない方は是非!

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CUT SELF NOT vol.3 falls DVD / 1500yen (URGE FILM)
URGE FILMライブシリーズの第三弾は東京よりfalls。今までにwaterslide/toosmellより音源がリリースされていてもちろんの大好評、そしてライブはというとこれまた音源とは別味でタイトなドラミングに熱量持ったボーカル、そしてまた見入ってしまうテクニカルギターが合わさり音源以上の爆発力を見せてくれます。MINUS VIDEOのMVが出た時の説明でMVではじっと演奏しているけどライブは熱量ある感じが伝わって動ききもある風な説明があったかと思うんだけど、ほんとそのまんま。そしてキャッチーなメロディーで、フロアの一体感も伝わるよね。これ見たらライブ行って一緒に歌いたくなること必至かと。今年は2回、一緒にライブ出来たけど生もホント最高です。タイミング合えばこれまた四国に来てもらえたらなと思ってます。しかしながらライブ音源ながら音質、映像のクオリティ、ともにガッツリはまっていてすごい1本だなと思います。土屋さんのライブ映像はなんかこうドラマティックですよね。
fallsについてはCDもまだ少し在庫あり、そしてCUT SELF NOTはvol.1のmalegoatのみ少量ざいこありますので、そちらも併せておすすめです!