The Tim Version Japan Tour日記

http://www.razorcake.org/site/modules.php?name=News&file=article&sid=20892

RazorcakeのHPにThe Tim Version Japan Tour 2009のツアー日記(by Russ)が載っていたので、
徳島と松山のとこだけテキトウ英訳を載せてみます。
オンセンが気に入ったようです。


2009年4月21日 徳島Crowbar with Wedding Nights and Not For

その日俺たちはトミ(Navel)の家をめっちゃ朝はやく出発。滋賀県からジョージのホームグラウンド徳島へ向かう。
トミの奥さんはコーヒーとフルーツを俺たちの出発前までにばっちり用意してくれてた、超やさしい。
(俺らをあたたかく迎えてくれる日本の友達がいるのを改めて実感。)

天気は相変わらずぱっとしないけど、気持ちのいい出発ができて悪くない。

道中の大阪は、スーパーローテーションスシ(回転寿司)で昼食。
スーパーローテーションスシでは、ちゃんと寿司が出てくるんだけど、ベルトコンベアーで運ばれてくる。
なんか美味しそうなのがテーブルの横を通ったらそれを食べる、という仕組みだ。

まあ大方イケたけど、塩漬けのエッグプラントだけはちょっと…。
そいつは珍味というか、とにかくヘンだった。
(魚卵、マヨネーズ、キノコ???)

***

そこから小一時間また車に乗るうち、ジョージとヨーイチが激安酒屋を見つけて寄り道、買い物モードに突入。
いろいろなものと、4本残ってた地ビールを買って、いい海辺なんか眺めながら車中を楽しむ。
そして四国島の最東端、徳島へ。

会場に着いて、俺はすぐにギターを直さなきゃならなくて、それで1つめのバンド Not For を見逃した。
スコット、ショーン、マイクのみんなが良かったと言ってたから余計に残念。

でもまあ気を取り直してWedding Nightsはちゃんと見た。
Wedding NightsはMinority Blues Bandのスポルディングとジョージがいるバンドだ。
スポルディングの酔いっぷりはひどい。でも彼らのライブは良かった。

この日の俺たちのライブは、スパイナル・タップ(訳注:映画ネタ)的な感じで、アンプ調子悪いしギター弦切れるしで最悪。
失態のあと、荷物をカタしてジョージの家へ。レコード聴きながらハングアウトしてオヤスミ。



2009年4月22日 松山 スタジオ1963 with Circle Flex, Wedding Nights, Driftage

今朝はちょっとだけゆっくり寝れた。2日間ハードな移動が続いたあとだったのでちょっと嬉しい。
徳島はウドンヌードルが有名で、ジョージとヨーイチに朝からやってるウドン屋へ連れてってもらう。
そのあとは、美しい田舎の山々を眺めながら、四国島最大の都市、松山へ。

途中でおみやげを買いに激安店へ立ち寄る。変なものいろいろを友達用にみつくろった。
100円だったロッド・スチュアートのCrossing The Atlantic は自分用だ。
まあ100円の価値もないっていうやつもいるかもしれないけど。

そこから少しまた車に乗って、アサヒビール工場へ。(今回のツアー3箇所目のビール工場!)
ヨーイチいわく、「俺は今まで合計40回行った」と。本当らしい。
そこでは英語でのガイドもついてくれた。
まずアサヒビールによる「ビールを飲むことは人生において重要かつ必須だ。」という主旨のビデオを見る(最高)。
見終わったらお待ちかね、フリービール+スモークチーズ+つまみ。
アイラブジャパン。

***

いい気分でドライブのあと、松山到着。
ヨーイチいわく、「これからオンセンに行くけど、行きたければ一緒にぜひ。ただし強制はしない」、と。
彼が言いたかったのは、たいていのアメリカ人は他人の前でハダカになるのを嫌う傾向があるから、お前ら別に無理すんなよ、ということだ。

日本人でない君たちのためにここで説明しよう。
日本のカルチャーをほんとに体験したければ、ぜひともオンセンへ行くべきだ。
オンセンは、天然の熱い湧き水が出る共用の風呂場で、たいていは夜に行く。
(セントーは似てるけどこっちは天然じゃなくて沸かしたお湯)

オンセンの歴史は古く、少なくとも2千年前に遡る伝統文化だ。
日本人は、お互いハダカになって風呂につかってリラックスすることで、他人をもっとよく知ることができる、というソーシャルなメリットも認めている。
実際、まず脱げ、という哲学は新しいレベルだと感じた。

ヨーイチいわく、日本の家はすげー狭いから風呂場は作らず、みんな共用の風呂に入ってたのがそもそもの始まりだ、という。
まあ現代じゃそういうのは流行らず、若者は風呂付の家に住むから共用風呂には行かないんだ、という。

俺たち外人はみんな行くのか行かないのか、悩んだ。
まあこんな経験はほかじゃあなかなかできないんだけど、同時におれたちはコテコテのアメリカ人で、人前でハダカには出来ればなりたくない。

けっきょく俺たち4人のうちスコット以外の3人は、ジョージ、ヨーイチと一緒にオンセンに行くことにした。
ときどきシャイなスコットは、相当悩んだ結果、レコード屋で時間つぶすことに。(でもあとですげー後悔してた)

俺に関して言えば、オンセンはほんと行ってよかった!と思う。君らも日本を訪れるんだったら絶対行ったほうがいい。

俺たちが行ったのは道後オンセンで、およそ3000年前からあるという、おそらく日本最古のオンセン。(建物は1894年に建てられた。)
まず入るときに靴を脱いでロッカーへ。入場料とタオル代を払う。男性用ロッカールームで服を脱いで、浴場へ。
ヨーイチが「ちゃんとペニスとアスホールを洗ってから入るように」と言った。

湯船は最初ものすごく熱くて、でも入ったあとはえもいわれぬ心地よさ。
気づくと、何人かの客は俺たちからちょっと離れている。
俺たちは、タトゥーが入ってるのはもちろん、日本のオンセンにまぎれこんだデブアメリカ人だ。
とはいえ、だいたいの客は気にせずリラックスしている。
それもそうだ、ここは昔から数え切れない人が来る、ショーンいわく「境界のない(“take the edge off”)」場所だ。

オンセンを出ると、歩いて近くのコンビニへ行って、最高にうまいウメニシキ地ビールを堪能。
そしてサブとキヨミの住むマンションへ。
サブとキヨミは、一番最初に俺たちが日本にツアーに来たとき(何年も前)から一緒で、変わらずうまくいってる彼らに会えて良かった。
サブは最初の日本ツアーのときにReflections in the mirrorというバンドで出てくれてテープもくれた。
今回は彼の今やってるバンドDriftageが見れるからみんな楽しみにしている。

今日の会場は練習スタジオ。これはいい感じだ。
というのも昨日まではわりとキッチリしたライブハウスばかりで、演奏前にけっこう緊張してしまうのだ。

一緒にやるバンドはDriftageのほかに、昨日に引き続きのWedding Nightsと若いバンドCircle Flex。
みんなすごく良くて、俺たちのライブもすごく楽しくやれた。俺たちに関してはこのツアー中ベストかも。

飲み過ぎなやつらがうようよいておかしかった。
ひとり特にドランクなやつがいて(訳注:Wedding Nightsアツシ)、俺の演奏中ずっと目の前で壁に倒れかかってた。
でもちゃんとシンガロングしてた。
ライブ後に油断してると、超ブロークンイングリッシュで俺に「おまえらのこといっしょう忘れない」と言われた。
ヨーイチがあとで聞いたところでは、そいつとツレが帰る道すがら、そいつが吐きそうになるから何回も車を止めなきゃいけなかった、という。
(訳注:翌朝、彼は宿酔いの飲酒運転で捕まりました)

終わってからは、サブとキヨミの家にてかなりウマい手料理をごちそうになり、楽しく話もして気持ちよく就寝。


原文はこちらから
http://www.razorcake.org/site/modules.php?name=News&file=article&sid=20892


The Tim Version Japan Tour日記” に1件のフィードバックがあります

コメントを残す